
朝の一歩が、なんだかつらい。
秋の関節ケアを始めませんか?
朝起きたときや夕方以降に、膝や股関節がズキッとする。動き始めに、こわばるような違和感がある。そんなお悩みはありませんか?
「特に何かをしたわけでもないのに、なんだか調子が悪い」。季節の変わり目に、こうした変化を感じる方もいらっしゃいます。
9月は、日中の暑さが残る一方で、少しずつ朝晩の涼しさを感じる時期。膝や股関節の違和感をきっかけに、日々の身体の使い方やケアを見直してみましょう。
まず知っておきたいこと
膝や股関節の痛みを「季節のせい」と決めつけないことが大切です。
気温の変化だけでなく、活動量や関節への負担、関節自体の病気など、さまざまな要因を考える必要があります。
季節の変わり目と、関節の違和感
「冷えると痛む」「天気が変わると調子が悪い」と感じる方はいます。ただし、気温や天候と関節痛の関係については研究結果が一致しておらず、寒暖差だけが痛みの原因とは言い切れません。
また、「自律神経が乱れることで血流が悪くなり、関節が痛くなる」という説明だけでは、個々の症状を十分に説明できません。痛む場所やタイミング、腫れの有無などを確認することが大切です。
最近の過ごし方を振り返ってみましょう
膝や股関節は、立つ・歩く・階段を上るといった日常動作を支える関節です。季節だけに目を向けず、普段の過ごし方も振り返ってみてください。
- 暑さを避けて、歩く機会が減っていませんか?
- 座りっぱなしなど、同じ姿勢が長く続いていませんか?
- 急に歩く距離や運動量を増やしていませんか?
- 朝の動き始めや階段など、決まった場面で痛みませんか?
どんなときに症状が出るかをメモしておくと、相談する際にも役立ちます。
ご自宅でできる、3つのセルフケア

腫れや熱感、強い痛みがない場合は、身体の反応を見ながら無理のないケアを取り入れましょう。
CARE 01
心地よい温かさで、こわばりを和らげる
温めると楽になるこわばりには、入浴や温かいシャワーを試してみましょう。熱すぎるお湯や長湯は避け、気持ちよいと感じる範囲で行ってください。
※腫れ・赤み・熱感がある関節は、自己判断で温めず、医療機関へご相談ください。
CARE 02
痛みのない範囲で、ゆっくり動かす
安定した椅子に座って膝をゆっくり曲げ伸ばしするなど、小さな動きから始めましょう。ストレッチも、反動をつけず、無理なく伸びる範囲で行います。
※股関節を大きく回したり、痛みを我慢して伸ばしたりする必要はありません。痛みが出る・強くなる場合は中止してください。
CARE 03
同じ姿勢を続けず、こまめに動く
座る時間が長い日は、ときどき姿勢を変えたり、無理のない範囲で室内を歩いたりしてみましょう。一度に頑張るよりも、その日の調子に合わせて少しずつ取り入れることが大切です。
冷えが気になるときは、ひざ掛けや締め付けの少ないレッグウォーマーなどで、心地よく過ごせるよう調整しましょう。
こんなときは、早めに受診を
セルフケアをしても痛みが続く、階段の上り下りや歩行がつらい、睡眠に影響するといった場合は、整形外科などの医療機関に相談しましょう。朝のこわばりが30分以上続く場合も、受診の目安です。
早急に医療機関へ相談したい症状
- 関節が腫れて熱を持っている、または発熱を伴う
- 突然の強い痛みで、歩けない・体重をかけられない
- 転倒やけがの後に強い痛みがある
こうした場合は、ストレッチなどのセルフケアを続けず、受診を優先してください。
小さな違和感も、気軽にご相談ください
当院では、痛みが出る動作や日常の過ごし方を伺い、関節の動きや周囲の筋肉の状態を確認しながら、一人ひとりに合ったケアや身体の使い方をご提案します。症状に応じて、医療機関での検査・診察をご案内します。
秋を心地よく過ごすために、今日から少しずつ。
「そのうち良くなるかな」と我慢しすぎず、身体の変化に目を向けてみてください。無理のないケアを取り入れて、歩く時間も、お出かけも楽しめる秋を迎えましょう。
参考:NHS「Joint pain」
この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断に代わるものではありません。





